バガヴァッド・ギーターを基本経典としている宗教団体。創設者であるプラブパーダ師による独自の解釈本を用いている(出版物はここの寺院から手に入れることが出来る)。ビートルズの元メンバー、故ジョージ・ハリスンが信者だったということで知られているかもしれない。
ここの信者たちは、 ”バクティー・ヨーガ” というものを実践している。ヒンドゥー教系の団体ということで間違いは無いであろう。菜食主義(たまご、肉、酒が禁止で、コーヒー、紅茶もいけないらしい)で知られているかもしれないが、細菌類は食べても良いらしい…(ヨーグルトが提供されたこと有り)。
ここの寺院の講座(クラスと呼ばれていた)に通っていたことがある。一年以上は通っただろうか。ただ、その時の講師は寺院を離れてしまったようだが(宗教名ダモダラさん)。講座は、仏教が提示する概念と同じ概念を説くので自分には親近感があった。仏教を学んで来た方なら親しみは持てるはずだ。これは当たり前だろう。仏陀釈迦牟尼(釈尊、ゴータマ・シッダールタ)は、インドのヒンドゥー社会の中から登場したのだから。
私とこの団体との接点であるが、きっかけは、自分の体調不良を解決することだった。当時、東京中野区東中野の寺院にいらしたカヴィチャンドラ・スワミ(スワミというのは尊称)に相談したのであった。ホームレスへの食事提供の奉仕活動、寺院内の行事(護摩行、ここではホーマと呼ぶ。ホーマは護摩の語源)、奉仕行、いろんなことが自分の勉強にもなったが、ここで体調不良は治りはしなかった…。
以前は無料だったお祭りも、今はお金を取るようになっている。
「すべて無料」、かつてはこれが売り文句だった。2000年頃の寺院は閑散としていて、行けばご飯(ここではプラサーダムという。神に捧げた供物のお下がり)をいただけたのだが。
寺院を訪問する際には、供物を持ってくるように言われたこともあるので注意。
東京では、江戸川区の船堀に寺院がある。日本人の信者(ここでは献身者という)もいるので言葉の面では安心かと思います。
ただ、寺院には各国からいろんな信者が来ているので注意してください。つまり、ここを第一印象で批判しないように。話をするなら、グル(マハラージという)であるカヴィチャンドラ・スワミがベストだと思います。ヴェーダに関する知識が豊富な方です。
年中、お祭りをやっているという印象がある。それからすると多神教のようだが、クリシュナ一筋の信仰を良しとしているので、一神教の信者に受けが良いようだ。それ故、キリスト教徒、ユダヤ教徒、浄土真宗など、一神教に近い宗教をやっていた、やっている人が多いように思う。寺院は、インド系の人が半分くらいを占めていた。
日本担当のグル(指導者)は、カヴィチャンドラ・スワミというアメリカ人(本名ジェームズ・アルム、ミネソタ州出身)。入門のグルとして、多数の日本人信者(献身者)を作り、今も作っている。アジア各国に弟子が存在しているという。70過ぎだと思う。既婚者だが、別居しているという。弟子の信者によれば、娘がいるそうである。
寺院内で開催された祭り(日曜祭、サンデーフィーストと呼んでいた)には、何回か参加した。ただ、寺院内のことは公にされたくないと言われたことがあるので注意したい。ここがオープンでない印象を持つが、献身者側からすれば批判されたくなかったのであろう。だが今はYouTubeなどを通じて各国で開かれている祭りの模様が公開されているのでそれも大丈夫になったであろうか。
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